タンパク質中での含有量は少ないですが、血液中のコレステロール値を下げ、活性酸素を取り除く作用があり、肝機能を高めたり、アレルギーの原因となるヒスタミンを抑える働きがあります。不足すると利尿能力が低下するため、むくみの原因となります。
体内において、システイン、カルニチン、タウリンの合成や、レシチンのリン酸化などリン脂質の生成に関与します。メチオニンが不適切な変換を受けると動脈硬化症が起こることがあるようです。
メチオニンは、うつ病の症状を改善する効果があるといわれていますが、それはメチオニン活性化酵素の作用によりメチオニンから生合成されるS-アデノシルメチオニン(活性メチオニン)に、神経伝達物質のひとつであるアセチルコリンの生合成への関与が認められていることと、うつ病の改善作用があるとの報告が発表されていることによります。
メチオニンには、老化予防効果も期待されています。アルギニンやグリシンとともに、S-アデノシルメチオニンが、クレアチンを生成する際の材料となります。加齢とともに体力が衰える原因のひとつにクレアチン合成能力の減少が挙げられることから、メチオニンは老化を抑制する重要な成分のひとつといえます。
メチオニンは、毛髪の健康等に関係が深い成分のひとつとされています。毛髪の99%は、約18種類のアミノ酸が結合してつくられたケラチンというたんぱく質です。その主要成分であるアミノ酸シスチンの材料となっているのがメチオニンです。
メチオニンが毛髪に占める割合は1%程ですが、メチオニン不足が続くと薄毛や抜け毛の原因となるといわれているように、毛髪の健康に深く関係している成分といえます。
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